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「青旅」神湊から地島へ
港からわずか5kmほど先の沖にある島に行く船は、玄界灘の波に思いのほか揺れる。 狭い後甲板に出た14歳の少女は、手すりをしっかりつかんで海を見ている。大丈夫かと尋ねたら、小さな声で「怖い」と言う。 「青旅」に来た彼女は中学3年生で、来年は高校受験である。...


「青旅」岳南電車で田子ノ浦へ。
富士山の麓の田んぼには緑の風が渡る。 黒いチュニックを着た12歳の女の子は終始うつむきがちに足元を眺める。声をかけると消え入りそうな声で返ってきて聞き取れない。 8年前に会っているとはいえ、もう忘れてるから初対面のようなものである。...


七五三の写真(広島県府中町)
5月の午後の陽射しを浴びた緑が美しい。 キラキラ光って七五三のお参りにきた家族を彩る。 撮影にはいい季節なのだが、晴れたらやっぱり暑い。 まして着物と袴姿の三姉妹はよけいに暑く感じているだろう。遊んでしまえば気にならなくなるのだが。 三人姉妹は賑やかである。...


子どもと家族の写真(広島県福山市)
緑の芝生広がる河原には、爽やかな5月の風が吹いていた。 二歳の誕生日を迎えた女の子は、見るもの感じるものすべてが新鮮で楽しくて仕方がない。 彼女はご機嫌で緑の河川敷を走り回る。土手の斜面も転ばず降りれる。パパとママはハラハラしながら彼女を見守る。...


入園・入学の写真(福岡市博多区)
夏を思わせる陽射しにママは日傘をさして公園にやってきた。 そのあとからパパとぶかぶかの幼稚園の制服を着た女の子。 入園から1ヶ月が過ぎて制服がこなれてしまう前に写真を撮る。 女の子ははじめ緊張していたものの、遊び出せばどんどん馴染んでくる。...


子どもと家族の写真(大阪市北区)
今日の大阪の最高気温は35.8℃。炎天下の公園で子どもと遊ぶ。 大きなトンネル状の滑り台があって、男の子に一緒に行こうと言われておっかなびっくり滑ったらめっちゃ怖かった。 彼はそれを何度も滑る。そのスリルが楽しいらしい。...


百日祝いの写真(岡山市中区)
夏を思わせるような陽射しと暑さ。 ゴールデンウィークの後半は好天が続く。 赤ちゃんが生まれて無事に百日目を迎えた。 日々成長する我が子を見ているのは、幸せな時間である。 ママは両膝を立てて座り、その上に赤ちゃん乗せて向かい合うように顔を覗き込む。ふだんそ...


お宮参りの写真(山口県周南市)
梅雨明けしたのかしてないのか、もう今となってははっきりしない。 時おり雲の間から陽が射すものの、真夏のすっきりした青空はどこに行ったのだろう。 もっともお宮参りにはそのほうがよかった。 少しでも陽が出ると、パパは抱っこする赤ちゃんに覆い被さるように上半身をかがめて歩く。...


お宮参りの写真(広島県廿日市市)
夏の陽射しが参道に濃い影を作っている。 木立の下にいるぶんには、まあ過ごしやすい。その緑のトンネルを一歩出ると、容赦の無い熱気にさらされる。 お宮参りの赤ちゃんは概ねご機嫌で、ぐずることもなくママの腕に抱かれている。 2ヶ月だというのに、鏡餅のようにずっしり重たそうだ。着物...


ニューボーンの写真(川崎市幸区)
3年前にニューボーンを撮った家族に、新しい赤ちゃんがやって来た。 二人目の撮影もご依頼いただけて、ありがたいかぎり。 初めてだったお姉ちゃんのときは、ぐずったりしてたいへんだった思い出があるが、妹ちゃんは大人しく起きている。 二人目の子育てはラクだった、とよく言われる。...


子どもと家族の写真(相模原市南区)
二人姉妹だとおしとやかで、と、そんなことはない。五歳と二歳の女の子は片時もじっとしていなくて走り回る。 パパとママは二人の後をついて歩く。やや蒸し暑い公園の緑はすでに濃い。 ママからは「走り回ってるとこ撮ってください」と言われたので、ポーズをつけたりせずにそのまま撮る。それ...


お宮参りの写真(長野県長野市)
よく晴れた神社境内の木々の緑が美しい。 新米パパとママは赤ちゃんに陽射しが当たらないように気を遣いながら参道を歩く。 赤ちゃんはぐっすり寝ているが、お参りに来る前にお家で笑顔の写真が撮れたから十分満足してもらえるだろう。 神社ではもうひと組の家族と一緒に祈祷する。...


お宮参りの写真(和歌山県海南市)
のどかな緑の山裾にはみかん畑が広がり、道を歩けばすぐそばのみかんの白い花から匂い立つ香りにミツバチがせわしなく羽音を響かせている。 兄弟姉妹のいるお宮参りの撮影は難しい。 ほとんど寝ている赤ちゃんだけを撮ればいいのではなく、小さな子どもたちとの距離を縮めておかないと集合写真...


前撮りの写真(広島市南区)
陽射しは強いものの暑さはまだそれほどではない。 お世話になっているメイクスタジオからのご依頼で、岡山から来た二人の前撮り。岡山にだって海がきれいなところはあるでしょうと、よく知られた撮影地の名前を挙げたら「めっちゃ地元なんです」と苦笑いして彼が言う。...


七五三の写真(兵庫県姫路市)
ゴールデンウィーク明けというのは、だいたい天候が安定して晴れの日が多くなる。 暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい気候のはずだが今日は暑過ぎた。 神社の山門の真下にできる影がありがたい。 そこで家族を待っていると、参道をぽつりぽつりと歩いてくる四人の姿が見えた。...


お宮参りの写真(兵庫県南あわじ市)
赤ちゃんを撮る部屋の中には、僕にはわからない釣具がたくさん置いてある。 釣りが好きなんですねとパパに言ったら、それは仕事道具。彼は本職の漁師さんであった。それも独立してやっているという。若いのに頑張ってるなあ。 彼は毎朝1時!に仕事に出かけるそうだ。赤ちゃんが生まれたから寝...


子どもと家族の写真(埼玉県蕨市)
玄関のドアを開けると賑やかな話し声が奥の部屋から飛び出してくる。 リビングに広げられたテーブルにはご馳走が並んですでにビールが開けられている。 これはなんの集まりですかと尋ねたら「いちおう父の日ということで」ということらしいが、実際のところ理由はなんでもよくて、久しぶりに家...


子どもと家族の写真(広島県尾道市)
2年前、お食い初めの撮影をした家族に二人目の赤ちゃんが生まれて、ふたたび同じ写真を撮る。 違うのは、2年前の赤ちゃんが絶賛イヤイヤ期の男の子になっていることである。 予定の時刻より少し遅れてスタジオにやってきた家族は、落ち着かない。急いでいるようだ。...


ハーフバースデーの写真(広島市中区)
初めての出張撮影で家にフォトグラファーがやって来るというのは、パパもママも緊張するもので、赤ちゃんもやっぱり緊張する。 親はなんとか子を笑わせようとするのだが、赤ちゃんの表情はふだんと違う様子に固まったままである。 ...


「青旅」京阪電車で琵琶湖のほとりへ。
model: Nene 「あ、ここ覚えてる」15歳の少女は、踏切を渡るときにそう言った。 初めて「青旅」を撮影した小学生の女の子は背が高くて中学生に見えたのだが、4年経ってママの背を追い越そうとしている。 緊張してはにかむような笑顔が変わらない。...


子どもと家族の写真(滋賀県大津市)
誰しも周りの人たちに注目されると緊張するもの。衆人環視されてニコニコ自然に笑うなんて至難の業である。 七五三のときに側から見ていると、スマホを持った大人たちに囲まれて「はい笑って〜」と言われても、小さな子どもが笑えるわけはないのである。...


子どもと家族の写真(東京都東久留米市)
タイミングよく雨もやんで、家の近くの公園で家族写真を撮る。 ママがさかんに「薄暗いんです」と言うだけあって、小さな公園の周囲は木立で囲まれて陰になっているけど、写真を撮るときに場所の明るい/暗いはあまり影響がない。 隅っこに草むらがあってよかった。一歳の女の子を座らせれば緑...
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