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子どもと家族の写真(横浜市港北区)
四歳と二歳兄弟の家族写真。 お兄さんと鬼ごっこしようと言ったら「おにいさんってどこ?」などと返されたが気にせず遊ぶ。終わりには「おひるごはんうちでたべる?」と誘われるまでに。


子どもと家族の写真(東京都世田谷区)
申し訳ないけど即座に否定してしまう。 撮影はじめに家族と顔を合わせて、親が子どもに「お写真撮ってもらおうね」となどと言おうもうのなら、写真は撮らないです遊ぶんです、と僕は言う。 子どもが十歳以上ならそう言ってもいいだろうけど、幼い子どもにその台詞は無意味である。 ...


子どもと家族の写真(東京都練馬区)
中学一年女の子の家族写真。 思春期の女の子は年一回現れるフォトグラファーに対して笑わない。レンズも見ない。そりゃそうだ。 彼女を笑わせることは簡単だけど、そうして何の意味があろうか。僕から目をそらす真顔の彼女の写真を撮る。


誕生日の写真(広島県府中市)
二歳女の子の誕生日記念写真。怖がられたのははじめだけで、あとはよく遊んでくれて笑顔の写真がたくさん撮れた。女の子だけどよく動く。ママもよくわかっているようで、保育園でも走り回ってると言っていた。


誕生日の写真(神奈川県平塚市)
名前からして女の子だと思っていた男の子の一歳の誕生日は再来週である。 2週間のうちに歩き出しているかもしれない。今はまだつかまり立ちである。 一歳だとだいたいいつも人見知りされる。当たり前である。 慣れずにずっと泣く子、慣れて一緒に遊んでくれる子、僕の存在を無視...


子どもと家族の写真(東京都東久留米市)
子どもは親の思いもよらない物事に興味を持つから面白い。 恐竜や鉄道はよくあるが、今までに相撲の行司、歌舞伎、神楽舞にハマった子どもたちに出会いました。 11歳になる女の子がお城にハマっているのは知っていたが、今日はお経を読む彼女を撮るとは思ってもいなかった。 ...


子どもと家族の写真(神奈川県横須賀市)
遊んでいる子どもは「見ててねー!」とよく言う。 滑り台を滑るときとか、よくわからない得意技を発動するときなんかにそう言う。 そのたびごとに親は「ハイハイ見てるよー(棒)」と繰り返さねばならない。 何度も続くと面倒くさいのだが、子どもにとって唯一の絶対的な理解者は親し...


子どもと家族の写真(徳島県鳴門市)
都会に暮らす子どもたちが夏休みで田舎の家にやってきたら、なにかしら小さな冒険があったりドラマがあったりしそうだが、実際は古い家の座敷で頭を寄せ合って、ゲームの小さな画面から顔を上げようとしない。 外に遊びに行くよ。「じゃあかくれんぼするんで、見つけたら写真撮っていいです...


子どもと家族の写真(広島県福山市)
本当は六人家族なのかと家の壁に飾られた写真を見て気づいた。 三十代と思われる父親と母親の間に立つ小学生の子どもが三人。母親の腕には幼稚園年少くらいの男の子が抱かれている。 撮影を依頼いただいたママは長女であるらしい。 ...


誕生日の写真(東京都武蔵野市)
ハーフバースデーと一歳誕生日の撮影は緊張する。 写真の主役は赤ちゃんで、絶賛人見知り中!なことが多いからである。 ママがいくら「大丈夫だよ〜」と言っても通じない。 見知らぬフォトグラファーがいきなり目の前に現れて怖くならないわけがない。 ...


子どもと家族の写真(神奈川県鎌倉市)
太陽に熱せらられてサウナのような鎌倉である。 駅からおびただしい人が吐き出されて駅前の小道を埋め尽くす。 35℃を越える暑さなのに、なんでこんなに人が多いのかマジでわからん。 レンタル着物のお店で浴衣を着た家族はシンガポールから来ている。 ...


子どもと家族の写真(千葉県茂原市)
茶の間で長男くんと親戚家族が大学受験の話をしているのを聞きながら、ずいぶん大人になったものだと思う。 英語が彼の悩みの種であるらしい。「先行きまったく見えない」とこぼす。 親としては地元の国立に行ってほしいのが本音だが、こればかりは本人しだいであろう。がんばれと応援するしか...


ハーフバースデーの写真(東京都千代田区)
お濠沿いの遊歩道の桜はまだ蕾もさだかに見えない。 「咲いてたらいいんですけどね」とパパは言うが、咲いたら咲いたで狭い道は人で溢れるだろうから、昼間は撮影どころではなくなる。 あちらが立てばこちらが立たず。 ...


子どもと家族の写真(静岡県伊豆市)
雨上がりの修善寺はひんやりするものの、風がないのが幸いである。 修禅寺の手水からは湯気が上がっていて、手を差し出した人たちは一様に「あったかい!」と声を上げる。温泉場ならではである。 東京から家族旅行に来た四人家族は仲がいい。...


ハーフバースデーの写真(沖縄県石垣市)
「成人式6年前です」もうすぐ六ヶ月になる赤ちゃんを抱っこした彼女は言う。 https://miharayuu-monophoto.blogspot.com/2018/01/1544.html すっかり母親の顔になっている。 ...


誕生日の写真(沖縄県石垣市)
家族が住む小さな集落は住人同士の結びつきが強く、タンカー(誕生日)と聞けば親戚や知り合いがお祝いを持ってやってくる。 御歳90というおばあさんが島言葉でお祈りしてから、選び取りに一升餅というイベントが始まる。 二女ちゃんとは10歳違いの三女ちゃんのタンカーは久しぶりの赤ちゃ...


誕生日の写真(岡山県倉敷市)
トミカやプラレールというのは男の子なら避けて通れぬものであり、つくづく息の長いおもちゃなのだと実感する。 五歳の誕生日を迎えた男の子には、祖父母からのプレゼントとしてそれらが届いている。 箱から取り出すと、もう写真を撮るどころでない。夢中になって組み立て、遊ぶ。...


子どもと家族の写真(フォトスタジオ)
おそろいのTシャツを着てきた家族だったが、女の子はママにぴったり張り付いて離れない。 なかなか重苦しい雰囲気で、パパとママはそういう状況になるとは思ってもいなかったに違いない。 その子が少しずつ慣れて、ママの膝を降り、スタジオの中を歩き回るようになるまで30分近くかかる。...


子どもと家族の写真(広島県福山市)
お家の玄関のドアを開けると、三歳になった女の子がとことこ出てきて、そこにある自分のモスグリーンのゴム長靴を手に持ち柄の説明をしてくれる。 彼女を追いかけてママが出てきて、髪を梳かし始める。 なのでそのまま撮影を始める。 彼女はままごと用のおもちゃを引っ張り出してくる。料理を...
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