トミカやプラレールというのは男の子なら避けて通れぬものであり、つくづく息の長いおもちゃなのだと実感する。 五歳の誕生日を迎えた男の子には、祖父母からのプレゼントとしてそれらが届いている。 箱から取り出すと、もう写真を撮るどころでない。夢中になって組み立て、遊ぶ。...

おそろいのTシャツを着てきた家族だったが、女の子はママにぴったり張り付いて離れない。 なかなか重苦しい雰囲気で、パパとママはそういう状況になるとは思ってもいなかったに違いない。 その子が少しずつ慣れて、ママの膝を降り、スタジオの中を歩き回るようになるまで30分近くかかる。...

お家の玄関のドアを開けると、三歳になった女の子がとことこ出てきて、そこにある自分のモスグリーンのゴム長靴を手に持ち柄の説明をしてくれる。 彼女を追いかけてママが出てきて、髪を梳かし始める。 なのでそのまま撮影を始める。 彼女はままごと用のおもちゃを引っ張り出してくる。料理を...

一歳の赤ちゃんはともかく、八歳になるお姉ちゃんに人見知りされるとは思ってもいなかった。 家族写真を撮ろうとしたら、パパの後ろに隠れようとする。 嫌だと言われて泣き出して部屋から出て行ってしまったときはどうしようかと思ったけれども、焦ってはいけない。...

牡丹雪が降っていたのは4年前だったか。 今日はたっぷりの陽射しで暖かい。女の子は五歳になった。 自分で「アナ雪」の緑のドレスを着てポーズを作る。かわいいものである。 人見知りで泣かれたこともあったのに、公園でかくれんぼして一緒に遊ぶ。無邪気に顔を近づけてくる。...

昨年の夏に生まれた赤ちゃんは、季節巡って今年の春が初節句となる。 テーブルの上には華やかな手毬寿司と蛤のお吸い物に色鮮やかな菱餅が並んでいる。 家族の初節句のお祝いを撮るのは2回目である。 2年前のそのときは祝膳の完成度に吃驚仰天したものだったが、今回もママの頑張りにただた...

春うららかな海べりは観光客がそぞろ歩いていて、賑わってるなあと少し嬉しくなる。 もっとも写真を撮るには人が少ないほうがいいのだが、閑散とした観光地は寂しいものである。 渡船の乗場の東の遊歩道には河津桜が植えられていて、薄紅色の花が満開だ。...

立春！春の始まりの日に菜の花畑で家族写真を撮る、というなかなかに恵まれた日。 ところが、もうすぐ二歳になる末っ子の女の子はママにしがみついて離れない。ずっと抱っこをせがむ。 上のお兄ちゃん二人とは難なく遊びながら撮れるのだが、彼女の写真だけがなかなか撮れない。...

八ヶ月の赤ちゃんと、七歳と四歳の姉弟の家族写真を撮る。 赤ちゃんははじめ人見知りで泣かれてしまうが、そのうち慣れて遊び始める。 ハーフバースデーでも一歳でもないし、2月に家族写真を撮るのは珍しいからママに理由を聞いてみたら、スタジオであまり笑わなかったかららしい。...

一歳女の子の家族写真。 朝10時から夕方5時まで撮影。女の子はとにかく元気でよく歩き、最後は電池切れで寝てしまう。 クリスマスイブの家族の思い出。 一日貸切の撮影プランは平日39000円・土休日50000円。最大12時間撮影できます。

二歳女の子の家族写真。 あまり人見知りされることなくすんなり遊べてよかった。 パパとママから撮影の仕方をいたく感心されたが、子どもと遊んでるだけだし、何か特別なことをしているわけでもないです。 公園は冬景色になっていて、それはそれできれいな風景なのだけど、緑を探すのがち...

一歳誕生日の記念写真。 物静かな男の子で、今は三歳のお兄ちゃんを一歳の誕生日に撮ったときとそっくりな気がした。 みんなでハッピーバースデーを歌ってケーキを食べる。クリスマスと家族の行事を終えて年末が近づく。

ガマという植物をご存知だろうか。 浅い水辺に育ち、丈は1〜2メートル、ススキのような立ち姿だが先端には串に刺したソーセージのような円柱状の花をつける。 公園の干上がった池に生えていたガマの花をほぐすと、タンポポの綿毛にた種子が魔法のように溢れ出る。...

二歳男の子の誕生日記念。 新築したばかりの真新しい家でバースデーケーキを作る。 といっても既製品のスポンジに五歳のお姉ちゃんがクリームを塗ってイチゴを乗せるだけだが、「じぶんでつくったケーキおいしい！」と主役の弟くんを差し置いてぱくぱく食べる。...

人見知りしない男の子は今日が一歳の誕生日おめでとう。 小さな子どもの成長は早く、一年一年があっという間に過ぎてゆく。 日々できることが増える代わりに、消えてしまうものがある。 それをたくさん撮ってあげてください。たぶんその写真のほうがあとでずっと大切になると思う。

クリスマスまであと四日。大晦日まであと十日。 まぎれもない年末なのにまったくそんな感じがしないのは、東京の紅葉がいまだに色鮮やかに残っているから。 暦は止まることなく過ぎゆくのに、季節が1ヶ月前で足踏みしているようだ。 昨年春に中学入学記念の写真を撮った少女は、一年半ですっ...

青空の下にコスモス畑が広がって、訪れた人たちはその鮮やかなコントラストに感嘆の声を上げる。 おだやかな秋の日である。のんびり花を眺めていたい……が、五歳と三歳の兄妹はもちろんコスモスなぞ見ちゃいない。 お兄ちゃんは花に止まったトンボに釘付けになり、妹ちゃんは持ってきたうさぎ...

緑の芝生広がる河原には、爽やかな5月の風が吹いていた。 二歳の誕生日を迎えた女の子は、見るもの感じるものすべてが新鮮で楽しくて仕方がない。 彼女はご機嫌で緑の河川敷を走り回る。土手の斜面も転ばず降りれる。パパとママはハラハラしながら彼女を見守る。...

今日の大阪の最高気温は35.8℃。炎天下の公園で子どもと遊ぶ。 大きなトンネル状の滑り台があって、男の子に一緒に行こうと言われておっかなびっくり滑ったらめっちゃ怖かった。 彼はそれを何度も滑る。そのスリルが楽しいらしい。...