子どもと家族の写真(広島県福山市)
- 三原由宇
- 2023年5月2日
- 読了時間: 1分

お家の玄関のドアを開けると、三歳になった女の子がとことこ出てきて、そこにある自分のモスグリーンのゴム長靴を手に持ち柄の説明をしてくれる。
彼女を追いかけてママが出てきて、髪を梳かし始める。
なのでそのまま撮影を始める。
彼女はままごと用のおもちゃを引っ張り出してくる。料理を作る真似ができるようになっている。
これからいろんなものを見聞きして覚えていくのだろう。
知恵もついて大人と会話もうまくできるようになる。
その代わり、少しずつ薄れてゆく赤ちゃんのような無邪気さ。
雨上がりの川の土手でタンポポの綿毛を一生懸命に吹いたり、ちょこまか走り回ったり。
いつも見られると思っていても、来年にはもうそんなことしてないかもしれない。
ずっとそのままでいてほしいとも思うのは、子どもは日々成長するものだから。
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