遊んでいる子どもは「見ててねー!」とよく言う。
滑り台を滑るときとか、よくわからない得意技を発動するときなんかにそう言う。
そのたびごとに親は「ハイハイ見てるよー(棒)」と繰り返さねばならない。
何度も続くと面倒くさいのだが、子どもにとって唯一の絶対的な理解者は親しかいない。
そういう時期を経てしばらくすると、今度は「見んじゃねーよ!」などと宣うようになるから、子育てというものにほんまにたいへんだと思う。
公園で遊ぶ三歳の女の子はいつもなんでもママに見ていてもらいたい。
だから「見ててね」を繰り返す。
七歳になったお兄ちゃんはさすがにそういうことはないのだが、ターザンロープで遊ぶときはそう言ってたような気がする。
今はまだ見ていられるだろう。
でも、もうすぐママには三人目の赤ちゃんが生まれるのである。
二人の子どもをずっと見ているわけにはいかない。
ママは「がんばります」と言っていたが、子どもも子どもなりにがんばらないといけない。
僕にできることはないけれど、健康にだけは気をつけてほしいと思う。
いつか子ども三人で一緒に遊ぶ日が来ることでしょう。
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