誕生日の写真(神奈川県平塚市)
- 三原由宇
- 2024年10月4日
- 読了時間: 2分

名前からして女の子だと思っていた男の子の一歳の誕生日は再来週である。
2週間のうちに歩き出しているかもしれない。今はまだつかまり立ちである。
一歳だとだいたいいつも人見知りされる。当たり前である。
慣れずにずっと泣く子、慣れて一緒に遊んでくれる子、僕の存在を無視する子。
こればかりは子どもの性格。それぞれあって面白い。
男の子もはじめは怖がっていたものの、そのうちだんだん慣れてカメラに手を伸ばしてくるようになる。
すぐにママが「触っちゃダメ!」と声を上げるが、僕は子どもに触らせる。f1.8の単焦点レンズだからそんなに重くない。
壊されるような力はない。持ち上げて落としそうになるとさすがに取り返すけど、レンズに指紋がついたら拭けばいいし。
フォトグラファーとしてはいけんのかもしれんのじゃけど。
近年、一歳の誕生日にスマッシュケーキというアイテムがよく出てくるようになった。
男の子もヨーグルトのクリームで口の周りをひげのようにして食べる、というか遊ぶ。
パパとママは面白がって写真と動画を撮りまくるし、お祝いの演出としては最適なのかもしれない。
当たり前ながら、一歳の誕生日は一回きり。
これから先も一回きりのハレの日がやってくる。
子どもを育てるのはたいへんだけど、きっとそれが子どもからのプレゼントなのだろう。















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