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「とある日」(東京都東久留米市)



  

 

「今から考えると生まれたばっかのときってラクだったなあ」夕食の支度をしながらパパとママが言い合う。

 

ようやくつかまり立ちを覚えた赤ちゃんは、キッチンの床に座り込んで戸棚から引っ張り出した鰹節の袋をもしゃもしゃ噛んでいる。

 

たぶん1年後は「今から考えると赤ちゃんだった頃はラクだったなあ」と言うと思いますよ。意地悪な僕が横から口を出すと、二人は天を仰いだ。


まあでも、二歳児はかわいいですよ。イヤイヤはあるけれども……。

 

 

 

しかしイヤイヤはすでに食事のときに発動されていた。

 

スプーンを口に持っていっても赤ちゃんは首を振って食べない。あれこれ手を替え品を替えして気を紛らしながら、口が開いたところで離乳食を食べさせる。ようやく皿が空になって食べ終えたとばかり思ったら、首周りのエプロンに食べ物が半分くらい落ちている。それを拾ってまた口に運ぶ。一食を終えるのに時間がかかる。

   

子どもはひとり一人違うから日々の生活のたいへんさもそれぞれだけど、パパもママはがんばっている。

 

写真を撮りながら、ほんまに偉いと思う。僕が同じことをやれる自信はまったくない。

 

 


赤ちゃんは「慣らし保育」で昼寝が短かったせいか、夕方眠くてぐずりだす。

 

しかしそこで寝てしまっては夜の睡眠に影響するから、遊んだりテレビを見せたりして時間稼ぎ。夕食を食べてお風呂に入ったら、寝かしつけはさほど時間はかからずに寝てしまった。

 

ベビーモニターが反応しなくなったのを見定めて夫婦はようやくほっとひと息をつく。今日も無事に終わりそうだ。

 

5月からパパは新しい職場で働き、ママは復職するとのこと。

 

家事と育児に仕事が加わる。戦々恐々としているが、何より自身の体を大切にしてほしいと思う。

 

飛行機の緊急酸素マスクだって、親がまず身に着けてから子に着けろと指示されるではないか。親の健康は大事。


 

 

ところでパパとママから、これあってよかったって紹介してくださいと言われたのがベビーモニター。寝かしつけのときにずっとついていなくていいからマジで助かるらしい。


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