「とある日」(千葉県鎌ヶ谷市)


 

 

「今日は子どもが生まれて一番ラクな日だ」

   

ママは子どもの夜ごはんをテーブルに並べながらつぶやいた。

  

ふだんは家にいないパパがいるから、子どもの世話を二人でできる。子どももぐずらない。それだけで疲労感が違う。そして続ける。「あー、また明日からたいへんだなあ……」

 

 

 

ワンオペ育児のたいへんさは、「とある日」を撮ると体感する。

 

とくに夕方はキツい。ぐずる子どもを抱えて夜ごはんの支度食事入浴とやることが多すぎる。なのに時間がなかなか過ぎていかない。

 

今日は時間の経過が「早かった」そうである。撮っている僕もそう感じた。12時間の撮影もそれほど疲れずにすんだ。

 

小さな子どものいる夫婦は、それぞれ週に一日ずつ休日をシェアしたほうがよい。「自分の時間」があるのとないのではずいぶん違う。

 

とはいえ、ママは「(一人でいても)子どものことが気になっちゃうんですけどね」と言う。 

 

これはミチコさんと同じだなと思う。子どもと猫を入れ替えれば。

 

 

 

図らずも今日はパパが一日中家にいたおかげで、一歳の女の子はそれほどぐずることもなく夜まで一日を過ごす。食事のとき以外は。

 

大人でも十分なくらいの量を朝昼晩食べて、それぞれの食事ごとに「たりない!もっとたべたい!」と泣く子を初めて見た。