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七五三の写真(千葉県市川市)


 



たぶん、いやきっとそうだろうなと思っていたら、やっぱりそうだった。 

 

4年前、五歳と三歳の七五三を撮った兄妹からは、その頃の面影がすっかり消え去っていた。



 

子どもというより少年と少女である。

 

以前、手を繋いで笑っていた二人は、もう手を繋ぐことすら嫌がってしまう。


それは彼らが成長したからだし、当然のことではあるけれども、やっぱり寂しい。

 

世の中の小さい子どものお母さんたち、子どもはほんの数年で変わってしまうのですよ。今しか見られない姿を愛でて、写真に残しておくのです……。

 

 


それでも大人びて見えた女の子は、さあ遊ぼうかと僕が言ったらば、「うん、遊ぶー!」とまだ無邪気なところが残っていた。

 

大きくなったら何になりたいかと聞けば「アイスクリーム屋さん」だし。

 

それでいいんだ。 

 

なりたいものが変わるのはごく普通のことだし、むしろそのままアイスクリーム屋さんを目指して大きくなったら、そっちのほうがずっと楽しみだ。

 

子どもは可能性のかたまりだから、大人はただそれをニコニコ眺めているだけでよいのかもしれない。

 

ただ元気にすくすくと大きくなってほしい。次は成人式の前撮りで会えたらいいな。

 

 



 

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三原由宇出張写真室​ Mihara Yuu Trip Photography
 

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