七五三の写真(岡山市北区)


 

 

今年の桜は急ぎ足に咲き過ぎる。

 

岡山城の見える公園の花は早くも散り始めており、入社式をすませたばかりなのか、黒いスーツを着た若い女性グループは笑いさざめいきながら写真を撮っている。

 

 

 

桜の季節の七五三はおすすめである。

 

神社は空いているし、花はあって彩りもいいし。

 

七歳の女の子はやや緊張気味ながら、桜の向こうで微笑む。

 

慣れない着物を着てがんばっているのがよくわかる。

 

一方で二つ年下の妹ちゃんは、人見知りという言葉を知らないかのように遊んでくる。典型的な長女次女。

 

 

 

神社での参拝を終えた家族は、ゆるやかにカープする旭川に沿って岡山城まで歩く。

 

みなカメラを意識しない素の表情である。その時間がとてもいい。穏やかな春の陽射しに包まれた七五三であった。