2020年10月5日
初めましての家族と神社でお会いすると、もうひと家族がいた。
ママのお兄さん家族だそうで、三歳の男の子二人が従兄弟同士ということになる。
それにママのご両親が加わって、総勢10名の賑やかな七五三参りであった。
男の子二人はとても仲良し。
一人が積極的に押してくるタイプなのに対して、もう一人はやや慎重派。遊びのリズムにも差が出る。それぞれに個性があって面白い。
三歳だから無邪気そのもの。いつまでも遊んでいられる。このくらいの男の子はまだかわいらしいものである。
ずり落ちそうになる袴をまくり上げて、一生懸命に階段を上る様子が微笑ましい。
どこの家族もそうなのだが、七五三のパパとママは、子どもが転ばないか着物が汚れないか気が気でない。着付けの時間や祈祷の時間が気になったりして落ち着かない。
けれども子どもはそんな親の心配事などまったく気にもしてない。
子どもが大切なのは、いつもと同じように落ちているドングリのことだったり、虫のことだったり。
だからパパとママには、七五三という行事を子どもと一緒に過ごす時間として、のんびり楽しんでもらいたいなあと思う。
神社に来て祈祷して写真撮るだけの七五三では、とてももったいないから。
そういえば、ママのご両親も仲が良かった。
やや急な坂道を下る二人は自然に腕を組んだ。その姿を撮ると恥ずかしそうに笑う。夫婦善哉。仲良きことはいいことだ。
Comments