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「とある日」2019.7.30(北海道砂川市)



2019年7月30日

 

 

5年前に結婚式を撮影したご縁で、奥さんのご実家に呼ばれるのは今日で2回目。

 

ふだんなら彼女のご両親だけが暮らす家には、都会から姉妹家族が五歳の子どもを連れて帰省している。

 

朝から水を得た魚のように家の中を縦横無尽に遊びまわる子らをじっと立たせて、七五三の着物を着せるだけで大人たちは疲労困憊してしまう。

   

女の子はすんなり着てくれたが、男の子は嫌がって泣き騒ぐ。それをなんとかなだめすかして着させて、神社へ出向く。着付けの途中で僕も手伝ったのだけど、なかなかたいへんでした。

 


 

砂川神社の広い境内は他に訪れる人もなく、子どもたちの声が空に吸い込まれてゆく。

 

拝殿で手を合わせて記念写真を撮って、また家に帰ってみなで食事に行く。

 

ただそれだけなんだけど、やっぱりそれは家族にとってのハレの日で、子どもがいるっていいことだな、と思わせてくれる。

  

食事の席で、子どもたちが他愛もないことで笑い転げてるのを見た親(大人)たちは「こんなんで幸せになれるのはいいよね」と言うけど、幸せそうな子どもを見ているのが大人にとっての幸せなのではなかろうか。

 

 

 

それにしても今日は暑かった。

 

ご実家には当然ながらエアコンがない。リビングに扇風機が1台あるだけ。それも最近買ったばかりらしい。

 

昼寝もせず遊び続ける子どもたちを尻目に、今日の行事がすべて終わった大人たちはぐったりしている。

 

あとで調べたら、空知地方で7月に30℃を超えたのはこの日だけであった

 

子どもは元気だ。大人のみなさん、本当におつかれさまでした。

 











 

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