お姉ちゃんの三歳の七五三を撮ったときに一歳だった子が七歳の七五三を迎える。いつの間にか6年が過ぎた。
撮影場所の神社に赴くと、家族は車の中で待っていた。
雨が降りしきっている。傘をさして撮ってもよいのだが、せっかくの着物姿なのだから、なんとかしたい。
気象庁のサイトで雨雲の動きを見ると少し間だけ止みそうなタイミングがある。それを狙って車で15分ほど移動したところにある公園へ向かうことにする。
公園に到着したところで、雨が小康状態になってくれた。
紫陽花の花が満開だ。濡れた青い花と女の子の着物がよく似合う。七五三は5月から6月にかけてやってもいいものです。
妹ちゃんの七五三が終わったということは、この先姉妹が着物を着るのは成人式のときだろうか。あと13年後。二人はどんな女性になっているだろう。
写真を撮りながら未来を想像していた。
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