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お宮参りの写真(川崎市麻生区)




神社に着いたのと入れ違いに七五三の祈祷を済ませた男の子と両親が帰っていった。

 

あとは誰もいない境内で鳥のさえずる声が聞こえてくる。今日も関東は穏やかに晴れて、日向にいればコートがいらない。

 

ほどなくして三ヶ月の男の赤ちゃんを抱っこした家族がやってきた。 

 

写真を撮り始めるも、赤ちゃんのご機嫌がよろしくない。ミルクをあげても飲まないから眠いのだろう。やっぱり昼夜逆転生活で、夜はあまり寝てくれないらしい。

 

泣いているときに撮影してもパパとママが落ち着かない。こればかりは仕方がないので、撮影を中断して寝かしつけながら祈祷を先に済ませてもらった。


さいわい祈祷の間で少し寝てくれたようだ。 

 

祈祷が終わってからの撮影はスムーズに進む。

 

 

 

境内は狭いながらも竹が植えられた一角があり、青々とした竹を背景に写真を撮る。


祈祷の祝詞では「若竹の如くすくすくと生い立ち栄えん」という文言がよく奏上される。


口には出さないけれども、写真を撮りながら同じことを思っている。





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