♪春のーうららのー、と歌いたくなるような陽気である。
もっともそこは隅田川ではなく神田川。
東京の桜はいまが盛りと咲き誇っている。誘われるように人が集まる。川沿いの公園は陽気に誘われてそぞろ歩く人でいっぱいだ。
同じ幼稚園を卒園した子らは、公立私立それぞれの小学校に進む。
おそらく半年後には仲の良かった子たちでさえ、数ヶ月後には見知らぬ他人同士になっているかもしれぬが、それは彼らにとってどうでもいいこと。子どもには今が大切で貴重なのだ。
写真はその「今」を記録するメディアである。
ただシャッターボタンを押せばいいのだが、つまらなさそうな表情より、楽しそうにしている顔のほうがいい。
とはいえ、一人ひとり個性の違う子どもたちを等しく楽しくさせるのは結構たいへんで、ついついシャッター回数が多くなる。
緊張しがちな子、すぐにふざける子、おっとりした子にやんちゃな子。
どの子もやっぱり今を生きている。
4月からそれぞれ新しい毎日が始まる。楽しい小学校生活でありますように。
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