2021年2月14日
駅のコンコースにテーブルを並べてチョコレートを売る売り子さんの声が響く。
今日は日曜日だから義理チョコの売れ行きが思わしくないのかもしれない。なんだかんだと批判されながらも、2月14日に女性が男性にチョコレートをプレゼントするという風習は根強く続いている。
一歳になった男の子の家族写真。ママは「今日はバレンタインなんだ!」とすっかり忘れていた様子。
ベビーカーを押すパパは何も反応しなかったけれど、内心では期待していたのかもしれない。でもママにとってはパパより我が子のほうが数万倍大事なのは知ってます。
男の子ははじめ緊張して固まっていたものの、大丈夫そうだと判断して、一対一で遊び始めたら5分くらいで笑い始めてほっとした。
選び取りに一升餅、誕生日ケーキと一歳のイベントをこなして近くの公園に出向く。
九ヶ月くらいでつかまり立ちを覚えたものの、そこから一人で歩き出すまでにはまだ至らないという。「なんでですかねえ」とママはちょっとばかり不安を口にするが、いろんな赤ちゃんを見ていると、そのうちなんとかなりますよ、としか言えない。
実際そうなのだ。すぐにできる子もいれば、数年かかる子もいる。でも元気でいればそれで十分なのではないか。健康に優る宝なし。
二月にしては暖かすぎる公園で、小さな子どもたちが転げ回るように遊んでいる。
あと二、三年もすれば、男の子もそんな子どもたちの一人になっているはずだ。きっとその頃にはパパとママは子どもの動きについていくのが精一杯になっていることだろう。一緒に遊ぶなら今しかない。Don't miss it.
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