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子どもと家族の写真(広島県福山市)


 

穏やかな小春日和が続く正月である。

 

奈良から来たフォトグラファーさん家族の写真を撮る。

 

三人の兄妹はそれぞれ自分のやりたいことをやって、僕になかなか振り向いてくれない。

 

それはそれでよいのだけど、まとまりのある写真にするのは難しい。家族写真はなんとか撮れたのでよしとしよう。

 

 

ふだんの子どもたちは本を読みふけって、夜遅くになってもなかなか寝ないらしい。 

 

子どもの体の健康にはよろしくないけど、それだけ本に集中できるのはいいことだ。とくに一番上のお兄ちゃんは本からどんどん知識を身につけているらしい。いつか碩学の大家になるのではないかしらん。 

 

子どもにはあらゆる可能性があるから、どの子も輝いて見える。 

 

 

 

福山駅のコンコースは混雑していた。

 

改札を隔てて手を振りあう人たちがいる。年始のUターンラッシュが始まっているのだろう。

  

駅で別れの光景を眺めていると、なんとなくほのぼのした気持ちになる。

 




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