お宮参りと七五三の写真(福井県坂井市)
- 三原由宇
- 2023年9月8日
- 読了時間: 1分

「おお、そんな丸い目で見て」二人目の孫を抱っこしたおじいちゃんは顔をほころばせる。
孫はかわいい。赤ちゃんならなおさらである。純真無垢な黒い瞳で見つめられたら無条件に笑顔になる。
二人目も男の子なので、数年もすれば元気に動き回ることになるだろうが、今は彼の腕の中でおとなしい。
お宮参りに合わせてお兄ちゃんが数え五歳ということで、七五三も一緒にしてしまおうとパパとママが考えるのは自然なことだだけど、やはりそのぶんそれぞれの印象が薄まるのではないかと気がかりだ。
赤ちゃんに気を取られていると、羽織袴のお兄ちゃんを見ている時間は少なくなる。
撮影も七五三とお宮参りの両方をフォローしないといけないから忙しい。
赤ちゃんをあやしているとお兄ちゃんは飽きてつまらなさそうにしているし、お兄ちゃんを撮っている間に赤ちゃんが笑ってもそれを撮れないからもどかしい。
お宮参りの七五三も、大切な家族の行事だからがんばって撮ります。
赤ちゃんを抱っこしているママが「腕がもう限界!」と声を上げても、叱咤激励しつつもうひとカット撮る。写真は撮らないと残らない。
諦めの悪い僕につきあって、ママは最後までよくがんばってくれました。ありがとうございます。
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