広島市の北、可部の町を過ぎると、急に平地が狭くなり山の斜面が川面にダイレクトに落ちてくる。
色彩に乏しい山肌にちらちら雪が舞う。
川沿いの少し開けた小さな集落にママの実家があって、そこでニューボーンフォトを撮る。
リビングにあるエアコンとガスストーブを点けても床面には奥のキッチンから冷たい空気が流れてくる。
ママの母上に冬は足元が冷えるでしょうと言うと、「そうなんですよ」と言ってサーキュレーターのスイッチを入れる。なんだちゃんとそういうものがあるじゃないか。
寝起きの赤ちゃんはぐずっている。ミルクは飲ませてきたそうだが、飲み足りないのだろう。新しく作って飲ませてみたら落ち着いた。
あとは赤ちゃんが起きている間に撮り終える。
寝ている赤ちゃんもいいけど、表情のある赤ちゃんの写真のほうが見ていて楽しい。
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