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子どもと家族の写真(東京都立川市)

  • 執筆者の写真: 三原由宇
    三原由宇
  • 2021年10月16日
  • 読了時間: 2分



広大な公園のコスモス畑はやや盛りを過ぎていたものの、あたり一面に彩りを振りまいて、人々が集まってくる。

 

みなその花と一緒に、あるいは背景にして写真を撮ろうと一生懸命である。 

 

それは日本に限らずどこの国の人でも同じなようで、SNSでひとたび人気を集めた写真があれば、人はそれを真似して撮りたがる傾向にあるらしい。

 

僕はアマノジャクだから、みんなと同じ写真を撮りたいとはこれっぽっちも思えなくて、人々とは真逆の方向にレンズを向けたくなる。

 

まあ、そんなんだからインスタにも乗り遅れたのだ。どうでもいいことだけど。

 

 


四歳と二歳の兄妹もたぶん僕と同じだろう。

 

コスモスの花を一瞥したら、走ってどこかに行ってしまう。

二人の後を追いかけて、少しでも絵になりそうな構図でシャッターを切る。その繰り返し。

 

 

 

よく「子どもの写真を撮るのはたいへんでしょう」と言われるが、予期せぬ動きと表情を見せてくれるからこそ撮りたくなる。

 

インスタの人気写真のような決まった構図やポーズもない。

 

偶然の、神さまが見せてくれた場面を撮りたいと思う。

 

 

 

ママは我が子がかわいくて仕方がない。

 

日々子育てに悪戦苦闘していても、ずっとこのままでいてくれたらと思うのだろう。

 

残念ながら子どもの成長は待ってくれない。

 

来年は今年より一年成長する。 

 

できることは増えるが、そのかわり見られなくなる仕草や表情があるわけで。それを残しておく写真。


たくさん遊んで、西の空が茜色に染まる頃に家路についた。

 



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三原由宇出張写真室​ Mihara Yuu Trip Photography
 

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