公園の遊歩道に沿って並ぶ桜並木は平日のせいか歩く人も少なく、撮影には申し分ないロケーション。
4月から小学生になる男の子は、ランドセルが重たいと文句を言ってすぐに下ろそうとする。
それを押し止めて、真新しいスーツが汚れないように気にしつつ遊ぶ、すぐに背中にあるものを忘れたように僕を追いかけてくる。
かつては僕もそうだったのだろう。男子というのは不思議な生き物である。
自分の興味向く方向がすぐに変わる。今していたことを忘れてそっちのほうに行ってしまう。僕の言うことなんてまるで聞いちゃいねえ。だから、はいっ!気をつけピッ!
ママはもうあきらめている。まあ、男子としては正しく成長しているから、いいんじゃないでしょうか。
ああ、素直にポーズを決めてくれる2歳上のお姉ちゃんの存在に癒されるなあ……。
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